乙登多奈婆多

日本ではお盆(旧暦7月15日前後)との関連がある年中行事であったが、
明治改暦以降、お盆が新暦月遅れの8月15日前後を主に行われるようになったため関連性が
薄れた。日本の七夕祭りは、新暦7月7日や月遅れの8月7日、あるいはそれらの前後の
時期に開催されている。日本語「たなばた」の語源は『古事記』でアメノワカヒコが死に
アヂスキタカヒコネが来た折に詠まれた歌にある「淤登多那婆多」(弟棚機)又は
日本書紀葦原中国平定の1書第1にある「乙登多奈婆多」また、お盆の精霊棚とその幡から棚幡という。
また、『萬葉集』卷10春雜歌2080(「織女之 今夜相奈婆 如常 明日乎阻而 年者将長」)たなばたの
今夜あひなばつねのごと明日をへだてて年は長けむ など七夕に纏わる歌が存在する。
このようにして作られた笹を7月6日に飾り、さらに海岸地域では翌7日未明に海に流すことが一般的な風習である。
しかし、近年では飾り付けにプラスチック製の物を使用することがあり海に流すことは少なくなった。
地区によっては川を跨ぐ橋の上に飾り付けを行っているところもある。

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